海を見る以外でサーフの地形を読む方法【後編】

河口が最もいいポイントに挙げられることが多いけど、海底も見れる海図があると理由がわかります。

「おぉーすげぇ~、こうなってるんだ!」って思うかも。

2015-01-16 07.06.08

ムダに長くなってしまった【前編】の続きとなります。

 

STEP2:遠州サーフは東風と西風に弱い

全国どこでも大抵当てはまりますが、どちらも真横からの風になりやすい。釣りをやるにはやりにくい状況ですし、この方向の風はよく海岸線に影響を及ぼします。

この東と西の風、『東は潮が速くなり釣りにくい』『西は潮が遅くなり浅くなる』の難点があります。これに北と南が絡めば問題ないんですけどね。

 

遠州灘沖の黒潮は西から東へ流れていますが、沿岸部は東から西へ流れていることの方が多い。東風が強くなると深場では二枚潮になりやすく、沿岸部では普段より2ノットくらい速く感じます。

西風はそれと反対に潮が緩むため、風が運ぶ砂が堆積しやすいので浅くなる傾向がありますし、三角波が発生しやすく船に優しくなくなります。

──北でも南でも同じようなものですが、こちらは”波の速度”に影響します。

 

北風は波の方向と逆に吹いている風なので、波の速度が遅くなるので低く感じやすくなります。

冬季とかわりと予報で『波高2m』とか見ますけど、北西の風が8mくらい吹いてくれれば逆に波が潰れサラシができやすく、魚の警戒心も薄れ釣りやすいくらいです。

南風は夏季に多い風で、波が速くなり向かい風でもあり、正直釣りには向いていません。

──が、サーフィンに向いています。逆に冬季は北西の風が強くなり、波が崩れやすく乗りにくいため、寒いからサーファーが少ないのもありますが「ええ波来にくいからムダ」ってだけです。

 

STEP3:砂質から地形を読む

”砂質”も地形に関係しており、これはどちらかといえば生息しやすい魚を知る要因が強い。

砂質が柔らかい箇所は多毛類が住みやすく、キスなど多毛類を食べる魚が寄りやすい。こういう場所は砂が軽く、波の影響で堆積しやすいので、全体的に浅くはなるが起伏に富む

対して砂礫や石が多い場所は酸素濃度があがるため、プランクトンが豊富で活性もあがり、それを好む魚(ボラ・イワシ)などが寄りやすい。こういう場所は砂が大粒で流れにくいため、ブレイクに急な駆け上がりができやすく、起伏は先の例よりは少なくなる。

あとは人工物で形成された砂浜(護岸保護)を含めて、遠州サーフはざっくり分けて3パターンくらいじゃないかなと思う。

大抵河口が近い場所ほど砂礫が流れてくるので、必然的にそういう地形になりやすい。それ以外はというと……こればっかりは地図上では確認しづらいので、実際に確かめないとどうしようもない。

 

「それを知ってどうなるの?」とは思うかもしれないけど、季節によってメインベイトは変わるわけで、あとは過去の事例を元にすればおのずと捕食魚が寄りやすい時期と場所もあらかじめ断定できると気付きます。

キスとイワシでは遊泳している深さが違うから、選択ルアーの手間もちょっと省けますね。

 

STEP4:以上を踏まえて風向・風力からポイントを探す

地理院の地図なら高低差もある程度わかりますが、GoogleMAPでは高低差まではわからないので、こういう時に一度場所を見ている経験が生きる。

地域の風向・風速を調べてから地図を見て、風裏になりそうな場所に行ってみるとか。そういう行動も”ポイント開拓”と同じだと思います。

知識より”慣れ”かなとも感じるけど、風予報と波予報は”天気”よりわりと正確なので、「悪天候だけど今日しか釣りできない!」って時に役に立つのが”ポイントをあらかじめ知っておく”こと、または”地図を見て調べる”ことですかね。

知識も経験を積んで確証を得ないと身にはならないので、あとは実際に確かめてみてください。

 

ぶっちゃけ魚を釣りたいだけなら、過去に釣果が複数挙がっている箇所を調べて該当時期に入ればいいです。実際そこは魚が入りやすい条件が整っている場所だから魚が集まりやすく、釣れやすい。

が、”釣りのしやすさ”となると話が別です。視野を広げるためにも色々な場所に行ってみるべきだと思います。

離岸流とか地形とか、同一地点で見ていても大して違いがわからないし、他と比べてみてようやく理解できるってのもあります。慣れりゃ海中を見なくても、砂でできた瀬か岩でできた瀬なのかってのも判別できます。

海はバリエーションに富んで楽しい場所だとつくづく思います。

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