海を見る以外でサーフの地形を読む方法【前編】

主に愛知側で使える方法。静岡は……ちょっと参考になるかもね程度。

今回は”地図””風”で地形を読む方法になります。

2015-05-27 04.32.11

サーフって地形が重要視されているけれど、よく「毎回違うからその都度いい所を探す必要がある」って表現をされていることがある。

「いうほど変わらなくない?」と私は答える。

ある一点を”ホーム”として通い続けている人はなんとなく気付くだろうが、私はどの場所も「シーズン内なら大して変わらない」と思っている。波が3m以上になると変わるには変わるけど、せいぜい浅くなる程度。2日も落ち着いた状態が続けば元の姿を取り戻す。

「じゃあ台風とかの大荒れ以外で変化する要因って何?」

って話になるだろうけど、大雑把にいえば『異常気象』『障害物』が影響を及ぼします。

 

温暖化による海面上昇は年々進行しています──

ってことは、砂浜は徐々に減少しているってことになる。海水温の上昇により海流に変化が訪れれば、潮が当たる所はえぐれ始め海岸が侵食される。

これら”異常気象”による変化は一時的であり、また恒久的になる可能性もある。

波は風が作り出すから、季節風によって地形も変化はするんですよ。風によって浅くなったり深くなったりする所もあるので、そういうのを知る方法が今回のタイトルになります。

今回のキーマンは(マン?)『障害物』です。

 

STEP1:背後に何が見えますか?

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愛知の表浜を地図でみてもらえば、流れてそうで流れていない小河川が点在していると気付きます。

長年かけて流れる水や吹き抜ける風によって小さな谷がいくつも形成され、遠州灘の荒波が岩肌を侵食しつつ、砂を堆積して現在の姿になりました。

ここのみならず、砂浜はもともと地盤の上に砂が堆積してできた物なので、砂の下にある地盤が砂浜の起伏に影響します。また、渓谷から通り抜ける風も砂を運んだりするので、これも影響します。

ようするに表浜に関しては、背後の山の形状が海岸線に影響している(しやすい)わけです。

谷になっている部分は海まで同様に沈み込んだり、それ以外は平坦(平均値)になりやすい。これは実際行ってみれば顕著で、一目瞭然かと思います。

 

それともう一つは季節風の影響。表浜のような風にとって壁になる物があると、砂浜にも影響します。

例にすると──

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夏季は南西の風が吹きやすいので上のようになり、馬の背が射程内にぽっこり浮き出てくることが多い。冬季は波の方向と逆に風が当たるため、沖合に瀬ができやすく、手前はなだらかな傾斜になることが多い。

季節による平均値はこれに該当するわけですが、それに当てはまらない地形を生み出すのが地下水による影響や、谷を吹き抜ける風とか、離岸流になります。もちろん海流でも変わりますが、その影響を受けているのも表浜では渥美くらいですかね。

これには多少なりとも、季節による干満の違いが影響します。夏前後は昼間に潮が大きく動き、冬前後は夜間に大きく動きます。それにより時間帯毎に吹いた風によって起伏は簡単に変わりますが、シーズンを通せば大して変わらない結論にもなります。

なので、朝夕マズメを除いて潮の動き出しで活発になる場合、夏は日中、冬は夜間が有利にはなります。なので冬の場合は”夜間のうちに入ってきた魚が朝マズメに釣れやすい”とも考えられます。

 

静岡側は吹きさらしの箇所が多いのでどこも似たような地形になりますけど、それでも防潮堤までが近いとか、河川の近くなどは上記と同じことがいえます。

海岸線以外にも丘のようになっている箇所があると覚えがあると思いますが、そういうのもちゃんと理由があってそうなっているのです。

適当なことに聞こえるかもしれませんが、各場所で水深の違いがでるのも、元々の地盤と海流の影響が強いです。

 

ちょっと長くなってしまったので【後編】に続く!

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