海外のゲームフィッシングとの温度差

オーストラリア遠征の番組や話を聞いていると、「うらやましい環境だなぁ」と思う反面、「日本ってどんだけ乱獲されてるんだよ…」とも感じる。

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海外での釣りは「スポーツ>レジャー」の傾向が強まり、自然・資源保護のため様々な規約が設けられ、海上で釣りをするのにも許可が必要な海域が多くなっています(ライセンス制度など)。

オーストラリアの釣り規則

釣り人の費用負担について:海洋政策研究財団

同時にトレブルフックは規約違反ともなり、向こうのソルトルアーでは、『魚をなるべく傷つけずに釣りを楽しむ』としてシングルフック(バーブレス)が主流となっています。

 

日本では技量によって道具の足りない部分を補い、海外では道具によって足りない技量を補う”という傾向があります。

既知の製品を極限まで高める技術力は高いのですが、新たな開発力は成功前提でないと予算がでないから低かったり見切りが遅いわけでして、まあスマホやらデジタルデバイス関連での敗北を思い出してもらえばわかるかと思います。

トレブルフックは向こうが先に考えたものですが、より強靭で世界一の水準に作り上げたのはこちらです。ですが、エサ釣りで使う「釣り針」はこちらがパイオニアで、特定の魚をかけることに特化しつつ古来より進化してきました。

では何故シングルフックが日本で主流にならないのかというと、「魚が掛かりにくいから」です。まあ「たくさん釣るほうがスゲー」という風潮なので、「釣れない」となると消費者ウケが悪いせいですね。

 

この水産資源を守るという観点では、日本は世界でかなり遅れている部類です。

イルカだのマグロだのクジラだの、最近ではよく議題に挙がりますが、いってしまえば、根こそぎ奪ってから無くなったことに気付くという愚かしい行為をしているようなものですね。

「自国に資源が無くなれば輸入すればいいじゃない?」

マグロは世界でも消費されていますが、消費大国は日本です。この考えで太平洋のマグロがかなり減ったわけで、近年では資源回復と称して水揚げ規制に乗り出したのですが……。

クロマグロの代用品として他の魚種にしわよせが行き、3年我慢すればどの魚も回復するのに、獲るのを止めないから泥沼なんですよ。

漁業(漁師)は元々制限を掛けられているので、(水温上昇による生息地の変化も関係しますが)現状でも減るのであれば、農林水産省の管理がザルすぎるか釣り人が跋扈しすぎたかでしょうね。

 

某グロの釣り情報メールでカワハギが釣れだしたと先々週くらいに送られてきましたが、浜名湖のカワハギってせいぜい15cmが平均なんですよ。20cm超えるとランカー。駿河湾では20↑が平均くらいで狙えるんですけども。

カワハギの成長速度って1年で15cmくらいでして、浜名湖のカワハギは軒並み1年生ってことになります。

おいしい魚なのは周知だし、釣るのも難しいので人気なのですが……そのくらいのちんまい子供を数十匹並べた画像には反吐が出る。

数釣りゃ良いってもんじゃないと、釣具屋も周知させてほしいものです。

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